白い巨塔続き

 続けてDVDで『白い巨塔』を観ている。大河内教授という硬骨漢が突然登場するのだが、70歳くらいに見えて、それまで悪玉教授だった石坂浩二伊武雅刀より年上に見える。しかし石坂の東教授の定年退官後の人事なのだから、大河内は東より年下のはずで、なんかおかしい。まさか井上由美子だって、人によって定年の年齢が違うと思っていたわけではないだろう。原作に出てくる大河内は、別にそういう人物ではない。

 しかるに、DVDプレイヤーの具合が悪いのでパソコンで観たら、「リージョンコードの変更はこれで最後です」と出た。何だこれは、と思ったが構わず観ていたら、その後、米国から取り寄せた『荒涼館』のドラマのDVDを観ようとしたら、もう観られないのだ。富士通へ電話して訊いたら、リージョンコード破りをしてもらいたくないので、そういうドライバを使っているそうで、ドライバの交換でもしない限りもう観られないという。
 別にリージョンコードは法律で決まっているわけではないし、こんなの独占禁止法違反ではないかと思い、公正取引委員会に電話して訊いたら、出た人がリージョンコードというのが何だか知らなかった。しかしとりあえず説明したが、特に独禁法違反とはまだ言えないとのことだったが、これを統括しているDVDフォーラムという業界団体は、ほとんどパソコン製造会社がみな入会していて、やっぱり談合だと思う。

 ところで個人タクシーで禁煙にしないところへの配車停止が独禁法違反だというので再開されたが、「禁煙NPO」が再度停止を要求しているという。何もそういう個人タクシーに乗らなければいいだけのことで、こんなのはもはや喫煙行為を排除しようとする政治活動であり、NPO法違反だと思う。