不本意ではあるが・・・

 14日の東京新聞に、下川耿史氏による拙著『日本売春史』の書評が載っていた。下川氏にお礼申し上げる。
 ただ、明白な間違いがあったので、訂正する。まあ自著の書評の訂正を書くのもおかしなものだが、文中「藤本箕山『色道大鏡』」とあるのは、「柳沢淇園『ひとりね』」の間違いである。上野千鶴子が間違えていたのを訂正したのだが、書評でまた間違えられてしまった。
 あと一つ、訂正ではなく反論になるのだが、私は広末保の「悪場所」論を、民衆史観から出た今では無効の説、と書いたのだが、下川氏はこれを「イデオロギーな批判」として疑問視している。だが、私はイデオロギー的批判をしたのではなく、守屋毅の研究に基づいて、根拠薄弱だと書いたのである。実際、広末の論というのは、学問というより、評論であって、何ら学術的根拠はない。

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どうも未だに、清水義範と清水良典を混同する人がいる。義範は愛知教育大学卒で、良典は立命館卒で愛知淑徳大学教授なのが、混同に拍車を駆けているらしい。いっそのこと対談でもして、別人であることを明らかにしたらいいのに。あるいは新倉俊一新倉俊一も、俊一の存命中に対談してくれたらおもしろかったのになあ。

小谷野敦
http://www.indo.to/log/nakajima/?itemid=817
 新聞紙上で「2ちゃんねる」を批判すると新聞史上に残り後世まで語り伝えられるのか。私は五年も前に「2ちゃんねるを叱る」って文章を毎日新聞に書いているのだが、偉業だったのかね、語り伝えられているのかね。それとも一面でないといけないのかね。それとも単に自分が連載している毎日の記者だから絶賛ヨイショしているのかね。「がんだるふ」は自分の言葉が誤り伝えられていると抗議したのだがね。匿名野郎の言うことなどどうでもいいのかね。まあ、それはそうかもしれん・・・。