1973年、『週刊プレイボーイ』に連載された内田栄一原作のマンガ「噫 日本共産党50年史」は、天皇が××する図、そして天皇のベッドシーンのシルエットが出て、雑誌はこれを黒く塗りつぶして出し、二十回で連載は中断した。この全部が『資料・反合法出版物 噫』として出ている。二十年前から気になっていた連載だが、アマゾンのマーケットプレイスで一万円で出ていたから入手した。これは『<不敬>文学論序説』には出ていなかったな。マンガだからかな。渡部直己といえば、呉智英先生がフランスからマンガ研究で公賓扱いで招かれたと聞いて「えっ、お前が公賓?!」と嫉妬をあらわにし、マンガ研究で、と言うと「ああ、マンガかあ、ああそうか、あははは」と言った人なので、マンガはバカにしているらしい。しかしマケプレ侮れないな。
そのマケプレで、よく売れた本が1円で売っているのはよく知られている。利益が出るとは思えないが、評価の数が増えるとか、あるのだろう。だから0円でもいいわけだが、1円にしている。
と思っていたら、0円を見つけた。『コインロッカー・ベイビーズ』である。文庫版が上下とも0円。
まあ買う方としてはどうせ340円はかかるわけだが。
それはそうと、アマゾンの「おすすめ商品」は、システム修正したほうがいいぞ。たとえば『坊っちゃん』を「持っています」にすると、別ヴァージョンの「坊っちゃん」を勧めてきたりする。ことごとく「持っています」にするとしまいには子供向けフォア文庫とか勧めてくる。
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http://d.hatena.ne.jp/Sevangou/20070209
目からウロコが落ちた。
私は昔から、「ワークショップ」という言葉に、何かうさん臭いものを感じていた。だいたい、「ショップ」というあたりが怪しい。それに、私が大学院へ入ったときに参加した新入生歓迎行事は、英語ではワークショップと呼ばれていたが、実のところ「イニシエーション」だったせいもある。その他、ワークショップなるものの現実を見ていると、それは「人格改造セミナー」とかによく似ているのである。だから「洗脳に近い」と言われると、初めて、ああそうだったかと思ったのである。だってさ、どう考えたって、最初から決められた政治的意図を参加者にすりこむための「ワークショップ」なんてたくさんあるじゃない。岩波新書の『ワークショップ』なんて、まさにそれをほとんど肯定するものだろうし。そういえば、女のためのオナニーのワークショップのDVDを観たことがある。
http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/B0000YHJIM/026-5725268-1570819