「ウルトラマン」ダダの回のグダグダ

こないだ「ウルトラマン」のダダの回「人間標本5・6」を観たら、山田正弘のシナリオがグダグダだった。だいたい題名の「5・6」が何だか分からない。冒頭は峠での連発するバス事故なんだが、これをダダが仕掛けて、バスの乗客を人間標本にしているということになりそうだが、イデは乗っていて普通に病院に行っているしそうでもないらしい。捜査のために科特隊に依頼がいきムラマツとイデがバスに乗ったのにあっさり転落事故にあってしまい科特隊何の役にも立たず。ムラマツと謎の女が「投げ出された」とかで傷一つなく、二人ともそのまま近くの研究所を訪ねるとそこがダダに占領されていて、三つ顔があるから三匹いるかと思ったら一人だったというのがネタだが、一人でこんなところどうやって占領したんだ。

 ハヤタは、セブン以後の変身隊員と違って戦闘隊の古株だから、ムラマツがいないので自分がアラシとフジの指揮をとる、と言いつつ、ダダが出たと知らせを受けると二人に知らせもしないでいきなりウルトラマンになって飛んで行ってしまう。しかもダダはいっぺんスペシウム光線で倒したのに、尺が足りなかったのかまた出て来て二度戦っている。これじゃタロウなみのシナリオだ。

 最後にアラシとフジがかけつけると、ムラマツが「怪獣はウルトラマンが倒しちゃったよ」と笑いながら言い、そこへ意味不明にハヤタが現れて、これじゃ正体見破ってくださいと言わんばかりである。