http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20140521
これを書いたあと、李建志君からメールが来た。全文引用しろ、とあるので全文引用する。
小谷野さんへ
今日、ブログを読ませていただきました。
一つだけ訂正させて下さい。
「日本文化はみんな朝鮮から来た」ということをいった、というのは、
明らかに小谷野さんの記憶違いです。
大学院に入った時には、様々な政治運動を経て、
朝鮮民族主義と完全に縁を切ったあとでした。
僕が言ったとしたら、「韓国人はみんな、日本文化は朝鮮半島から来たといっているんです」(ここから先は言葉にはしないでしょうが、それっておかしいですよね、というニュアンスでしゃべることはあります)だけです。私は20歳の頃までは激しいナショナリストでした、もちろん朝鮮の。
それから、北朝鮮組織での粛正、さらに韓国からの排除を経験し、
民族とは闘うことに決めたわけです。ただし国籍云々の話は、別問題としてありますので、
だから日本に帰化するという単純な話にはできませんでしたので、
そこだけはご理解下さい。大変申し訳ございませんが、断片的な記憶や、
断片化せざるをえないネット上の言葉、メールは、
どうしても誤解されがちなものだと思います。小谷野さんが、「いや、りーけんじは朝鮮民族主義者だった」
とあくまでもおっしゃるならご自由です。返信は要りません。また、おそらくこのメールを引用して何か書かれるのかと存じます。
もし書かれるのなら、メールは全文引用して下さい。
私信は基本的に引用されることを予見して書かれるものではありません。
それを引用するならば、全文引用していただかないと、
誤解が誤解を生む可能性があると思うのです。以上です。
私はこう返事した。
李くん
いや、私の記憶では確かに言っていて、何かの話の流れで、もしかしたら酔っていたのかもしれない。
それに私は「朝鮮民族主義」なんて言葉は使っていないしね。司馬遼太郎だって「日本の中の朝鮮文化」なんて本
を出しているんだから、そのことを言っただけだと思う。
もっとも私はあなたが政治運動をしていたのは知らなかった。あなたの言うことが時おり変だと感じるのはそのせいだということが分かりました。私は政治運動をしたことがないし、組織というのは必ず狂うものだと思うから。
誤解が誤解を生むなどというのも、政治運動の中でこそ言われることで、一般的には話せば分かることです。断片的とかいうのも、会話であろうが声明文であろうが断片的であることに変わりはない。そして私が訊いたのは君を殴ったのが金明秀かということで、これに返事がないので、何ともしようがないです。また、あなたが発言したことは、割とこの場合どうでもいいことなので、特に訂正はしません。
これへの返事。
小谷野さん
とりあえずこれが最後です。
話し合えばわかる。そうですか。
例えば、小谷野さんは「私は朝鮮民族主義なんて言葉は使ってない」
とおっしゃいますが、私は小谷野さんが「朝鮮民族主義という言葉を使った」
などとはかけらもいっておりません。よく見て下さい。ほら、こうやってずれていくのです。
話し合ったらわかるというのは、僕には幻想にしか思えません。
話し合ったら分かり合えた気がするだけですよ、僕にとっては。良くも悪くもあなたは影響力のある人なので、ブログで書かれると、
正直言って嫌だなあという気持ちになるのです。
「割とどうでもいい」というのも小谷野さんの気持ちでしかありませんしね。話し合って分かり合えるといいますが、
現に私と小谷野さんは分かり合ってません。とりあえずこの件に関してはもうメールしません。
またツイッターなるメディアも、もう終わりにします。
あんなもの利用者の好きに使っていいはずだし、
使い方をごちゃごちゃ言われる筋合いもないし、
やめたきゃやめていいはずです。
はじめないの人だって多いのですから。
僕はちょっと独自の使い方でやってみた。
でも面白くも何ともないからく辞めた。それだけです。
さらに私の返事。
君は
「小谷野さんが、「いや、りーけんじは朝鮮民族主義者だった」
とあくまでもおっしゃるならご自由です。」
と言っている。「あくまでも」というのは既に言っていることについて言うことだ。
(次は追伸)
私は「一般的には話せば分かる」と言っているので、あなたが政治運動とか暴力を受け
たとかで頭がおかしくなっているのならそれは無理でしょう。
これへの返事はなかった。これは24日。ところで、私は最初のブログで、李くんが始め大谷大学に就職し、と書いた。すると27日、李くんがツイッターにこう書いた。
僕の経歴について間違った情報が流れてますので例外的に投稿します。大谷大学助教授をしていたというのがありますが、大谷大には行ったこともありません。京都ノートルダム女子大専任講師が最初の職です。記憶違いや勘違いは恒常的にあるので僕は気にしませんが、大谷大関係者が困るかもしれないので。
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当たり前ですが、大谷大学助教授だったといっていたのは、僕自身ではありません。勝手に僕が大谷大に勤務していたと公言している人がいるのです。でも、その人も人の子なので間違いがあるのは当然だと思っている、だから別に僕自身としてはその間違いを気にしていないというのが前回の投稿の趣旨です。
私は訂正した。(はてなキーワードも)