「ナマケグマ」という熊がいる。発見された時、爪の形がナマケモノに似ていたのでその仲間だと思われて、bear sloth と名づけられ、その後熊の一種だと分かり、sloth bear とされ、そのためナマケグマにされるという理不尽な目にあった。やはりちゃんと別の名前をつけてやるべきであろう。
 しかし「めくらうなぎ」が「ぬたうなぎ」になったように、ナマケモノもそのうち、怠け者への差別だというので言い換えられるかもしれない。

佐久間淳一『本当にわかる言語学』(日本実業出版社)に「絵文字」の解説があるのだが、そこに、
^q^) おいしそう(実は差別用語) 
 とある。この絵文字は知らないが、差別用語って何だろう。