「ラビン」の謎

 「一きれのパン」について、光村図書から回答が来たので、そのまま掲載する。

訳者の直野敦先生の「ラビン」の部分で
教科書内では「ユダヤ教の僧侶/教師」(=ラビ)と解釈し、
掲載時には以下のように表記しております。

・昭和47年度版
表記…「ラビン」
脚注…「ユダヤ教の僧侶」

・昭和50年度版
表記…「ラビ」
脚注…「ユダヤ教の僧侶」

・昭和53年度版
表記…「ラビ」
脚注…「『ユダヤ教の教師』の意の尊称」

・光村ライブラリー
表記…「ラビ」
脚注…「『ユダヤ教の教師』の意の尊称」

47年度版では原典の表記を尊重し「ラビン」と表記しておりますが、
解釈の上では一貫して「ラビ(ラビン)」を
ユダヤ教の僧侶/教師」の意としております。

当時の担当者が現在社内に残っていないため、正確な経緯はわかりかねますが、
50年度版掲載時に、直野先生とご相談の上、
上記の意として一般的である「ラビ」という表記に改めさせていただいたものかと存
じます。