「ネコジャラ市の11人」の終わり近く、ガンバルニャンが誰かをどこかの図書館に案内して、書庫を歩きながら、「ほらこれが今度人形劇になる『里見八犬伝』」と言う。『新・八犬伝』では、最後の国府台の戦いに臨んで犬士たちが口々に決意表明をする中で、確か犬塚信乃が、「後世、真田十勇士が大坂城に籠って戦ったように」と言う。次回作の宣伝である。
それ以外には、記憶にないのだが、『プリンプリン物語』では、プリンプリンがラセツの国の女王に、娘のシーターと間違われてさらわれ、ボンボンら仲間たちが飛び出して助けようとすると、空が暗くなって何ものかがバタバタと空に現れ、なんだなんだと言っているとプリンプリンが「もしかして、紅孔雀!」と言い、ボンボンが「まさか」と突っ込む場面があった。実はシヴァ神が変身した怪鳥ガルーダで、おかげでプリンプリンらは助かる。まだ最初のほうなので、石川ひとみのセリフが下手だった。つまり前番組を当て込んだわけ。
『プリンプリン物語メモリアル・ガイドブック』では、十数話分の映像資料が欠けているところがあると書いてあるが、ここではランカーを油断させてモンキーの居場所を探るため、マイホームがランカーとチェスをしながら、ランカーがチェスに夢中になったので、「モンキーはどこかな」とマイホームが訊いて、「動物園に行ってるよ」と答える場面があった。私が録音していたくらいだから、探せばビデオ録画していた人もいるだろう。