http://1000ya.isis.ne.jp/1420.html
 なんか昔に比べても劣化しているようで、「ジャパン・プロブレム」とか「リベラルアーツ」とか、適切なのかどうか疑わしい西洋語が多い。
 で、「元治1年」とか書くのは昔からで、これは何か考えがあるのだろうとして、義経が「熱田神宮の大宮司のもと元服をはたし」ってこれは何か。熱田大宮司といったら、頼朝の岳父である。そんなところへ行ったら、「兄上の許可を得てからのほうがよろしいのでは」と言われてしまうではないか。もちろん、小島毅はそんなことは書いていない。
 あと注で「保立道之」とあるのは「保立道久」の誤植か。
http://1000ya.isis.ne.jp/1512.html
 比較的どうでもいいことだが、レグルス文庫の『マハーバーラタ』は、インド人が現代インド語で短く書いたのを翻訳したものなので「抄訳」ではない。
http://1000ya.isis.ne.jp/0393.html
 「それがどうしたことか、思い立って小説を書いて応募した。『楢山節考』である。」深沢は戦時中から小説を書いて川端康成に送ったりしていたのだが、まあこれを松岡が知らないのはやむをえまい。