お座敷小唄

 富士の高嶺に降る雪も
 京都先斗町に降る雪も
 雪に変わりはないじゃなし
 融けて流れりゃみな同じ

 「ないじゃなし」ではなく「あるじゃなし」だろう、と昔から言われている。語呂で作ったざれ歌だろうが、この「ないじゃなし」があることで、もーう、先生ったら、ここはお教室じゃないんですから文法のお講義なんかよして、ほらお注ぎしますから、あらっ、そんなとこ触っちゃだめよーう、先生ったら、奥さまに言いつけますよ。
 みたいな白痴的な雰囲気が漂って、それはそれでいいのかもしれない。