2023-11-20から1日間の記事一覧

有馬頼義と二・二六事件

作家・有馬頼義は華族で政治家の有馬頼寧の息子だが、1967年2月25日の「朝日新聞」に「二・二六事件と私」を載せて、同事件は革命ではなく単なる人殺しだと述べた。これに対して河野司が3月5日の同紙で「二・二六事件の意味 有馬頼義氏に反論する」を載せ、…

堀田善衛「若き日の詩人たちの肖像」を三分の二読んだ

堀田善衛といえば、宮崎駿が大ファンを公言しているため、最近また読まれているようで、これも集英社文庫で二冊で出ている。自伝的小説だろうが、読んでいて小説を書く技術がうまいのには感心したが、ちょっと登場人物がヨーロッパ文学に心酔しすぎで、大江…