岡倉登志「ボーア戦争」(山川出版社)を読んだ

岡倉登志(たかし、1945年11月21日ー )は、岡倉天心の曽孫だというが、天心の子孫は多いので、父親が誰かはまだ分からない。ボーア戦争についてまとまった本を読んだことがなかったので読んでみた。岡倉はこれより前に同題のやや薄い本を教育社新書で出しており、さらに研究を重ねてこれを上梓したもので、年期が入っている。コナン・ドイルウィンストン・チャーチルなども出てくる。チャーチルの当時のことをリチャード・アッテンボローが映画にした「ヤング・ウィンストン」というのがあるようで、岡倉はこの題名で書いているのだが、邦題は「戦争と冒険」という妙に地味なもので、DVD化はされてないらしく、VHSが5万とか6万とかの高値で取引されていた。

 あとがきの協力者のところに「旦佑介」という人がいて、調べてみたら、東洋学園大学学長の「旦祐介」の誤植らしいが、1956年生まれで、明治大学の旦敬介は1959年生まれだから、兄弟なのかなと思ったが確認はできなかった。

https://m.media-amazon.com/images/I/41VPAG2BPML._SL75_.jpg