2016-01-29から1日間の記事一覧

真実と悪

車谷長吉の遺稿集『蠱息山房から』(新書館)を読んでいたら、車谷はさかんに、自分はほんものの作家であるから人間の偽、悪、醜を描く。そしてモデルとなった他人から嫌がられる、だから作家は「悪人」なのであり、たいていの人はそういう本物の作家になれ…