ちょっと縁があって、仙台文学館から毎月ニュースレターが送られてくる。小池光、すなわち大池唯雄の息子が館長になってから、裏に当たる箇所に小池のエッセイが連載されるようになったが、これが毎回、何ともいえずビミョーにずれている。
 今回は、北陸新幹線の「かがやき」という列車名をとりあげて、「加賀」にかけたのかと言い、JRがそんな複雑なことを考えるはずがない、と言う。そ、そうか? JRに恨みでも? という、そういう微妙なずれ方なのである。