2009-01-05から1日間の記事一覧

古屋健三「老愛小説」

『わしズム』にも書いたのだが、昨年八月の『文學界』に載った古屋健三の「老愛小説」は、私が読んだ中では昨年度ベストの小説だった。古屋は、知る人ぞ知る慶大名誉教授のフランス文学者で、60歳になるまで著書は出さない方針で、今は70を超えているから著…