2014-08-22から1日間の記事一覧

凍雲篩雪(七月)

木村朗子の『震災後文学論 あたらしい日本文学のために』(青土社、二〇一三)は、まえがきで奇妙なことを言っている。東日本大地震のあと、震災や原発について語ることがタブーになってしまい、それについての文学もきちんと現れていないというのだ。木村は…