映画「崖下のスパイ」感想

チャン・イーモウの最新作で、1930年代満洲での、中国共産党工作員と日本の特務警察の虚々実々のやりとりが描かれている。拷問シーンもあったりして陰惨だが、日本人もチャイナ人が演じていてチャイナ語でしゃべっているのが変だし、日本人の中に共産党員のスパイが入り込んでいるという設定なのだが、それは普通言葉でばれるからありえないだろうと思う。概して、共産党に監督が魂を売ったような映画であった。