ホントに14か?

 坪内祐三の文章で知った『戦後作家の履歴』(至文堂、1973)を入手した。戦後作家名鑑だが、これがまたホラー本である。全員写真つきなので、これまで顔を知らなかった作家の顔も分かる。しかしその写真がまた妙なのだ。若いのはともかく、たいてい、なんか異様で、時にはホラーですらある。吉行淳之介がなんでこんな顔なのか。読書人とか日本読書新聞から転載したらしいが……。

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http://getnews.jp/archives/274071
 「14の政党が乱立」とあちこちで書かれているが、「第3極ブームの中、日本維新の会みどりの風など、続々と政党要件(国会議員5人以上)を満たす新党が誕生したため、国政政党は実に14を数えた。」とある。それなら、新党大地新党改革は国会議員5人以上はいない。かつて諸派などと言われた政党や、幸福実現党オウム真理教の党など、多数候補者を立てた政党はあったし、前回総選挙の政党は13である。この文だと、国会議員五人以上の政党が14になったようだが、どう数えてもそうはならないのだ。「独り歩きする「14」の数」とでも言うのかな。
(付記)政党の要件は、
(1)所属国会議員が5人以上
あるいは
(2)所属国会議員が1人以上、かつ、次のいずれかの選挙における全国を通じた得票率が2%以上のもの
○ 前回の衆議院議員総選挙小選挙区選挙又は比例代表選挙)
○ 前回の参議院議員通常選挙比例代表選挙又は選挙区選挙)
○ 前々回の参議院議員通常選挙比例代表選挙又は選挙区選挙)
 ということらしい。記事としては書き方が間違いだな。