「金鶴泳」の読み方・その2

『金鶴泳作品集成』が、奥付で著者名に「きんかくえい」とルビを振っているのに、国会図書館で「キムハギョンサクヒンシュウセイ」としている件、返事は、

当館の運用といたしまして、
タイトルの読みにつきまして、
「書誌作成対象資料から判明した読み」よりも
「当館典拠の標目形の読み」を優先して付与しているため、
典拠の標目の読みの訂正を行った場合は、
併せて当該語句を含む書誌データのタイトルの読みも
訂正することとしております。

 というもので、その規定は
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/yomi.html
 なのだが、よく見ると「1〜3」を優先する、と書いてはあるが、「3」より「2」を優先するとは書いていない。そこでさらに質問すると、

はい、ご指摘の通り、わかりにくい表現で
申し訳ございません。
当館オリジナルで書誌データを作成しているものに
つきましては、1→3の優先順位でタイトルの読みを
付与しております。(一部の資料におきまして
民間作成の書誌情報をベースにしている場合は、
ご言及の通り、1→3の優先順位で付与した結果に
なっていない場合もございます。)

 というのだが、それは規定として公開されてないでしょ。
 これ以上追及してもしょうがないからこれでとりあえず打ち切るが、私は「国が朝鮮人名読みは原音」と決めたからには、明白に日本語読みで出ている著作の読みさえ変えてしまうという、「知」を支配しようとする国家意思の強固さを感じる。左翼の人たち、「わーい朝鮮語読みだ」って喜んでる場合じゃないっすよ、ホント。