小説部会(文学報国会)の代表として××××、女流の代表として○○○○が弔詞をよんだが、二人とも通俗作家、これはぜひとも秋聲先生と同じ純文学の作家にしたかった。○○○○などというものが、いい気になって、のさばり出るのは不快極まりなかった。先生に対して冒瀆だ。
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日本には架空の人名をタイトルにした小説が少ないと指摘したことがある。少ない中でも、女の下の名前だけというのは多い。
漱石『三四郎』
鴎外「興津弥五右衛門の遺書」
志賀「大津順吉」
里見とん『宮本洋子』
伊藤整『鳴海仙吉』
湯浅克衛『葉山桃子』
前田純敬『練尾布由子』
(これを今回発見した)
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http://shosbar.blog.so-net.ne.jp/2011-10-09
ゲストで、朝吹真理子さんまで登場する。そういえば彼女は昨年まで慶応の大学院生だった。父親の亮二さんも、祖父の三吉さんも、慶応教授だから、彼女が教授になれば三代にわたって慶応教授ということになったわけだが、作家になってしまったというしだいである。
慶應の大学院を出たから教授、というわけでもないし、なんだか世襲を期待しているみたいだし、軽薄な文章であることよ。