貴乃花頑張れ

大相撲初場所後の2月1日に予定されている日本相撲協会の役員改選で、二所ノ関一門を離脱して理事への立候補を表明していた元横綱貴乃花親方(37)を支持する若手親方ら6人が19日、同一門から事実上の破門となった。
 一門の幹部は「破門ではない。考える方向が違う以上、分かれることが円満ということ」と説明し、離脱した親方衆は、「言葉は使っていないが破門ということだ」と口をそろえた。
 破門されたのは貴乃花部屋所属の音羽山親方(38)(元大関貴ノ浪)、常盤山親方(48)(元小結隆三杉)、兄弟子でもある大嶽親方(42)(元関脇貴闘力)と、二子山親方(49)(元十両大竜)、阿武松親方(48)(元関脇益荒雄)。さらに元理事の間垣親方(56)(元横綱2代目若乃花)の計6人。
 二所一門は同夜、都内で会合を開き、「一門の総意に反する行動」を取る6親方への対応を話し合った結果、「一門からの離脱」を求める声が多数を占め、多数決で決まった。
 これを受けて6人は途中退席。音羽山親方は「立候補するのは悪いことではない。言葉は使いたくなさそうだったが、『破門』でしょう」と憤り、間垣親方も「残りたかったが、貴乃花をみんなで応援していきたい」と淡々と話した。
 貴乃花支持派が抜けて評議員数が減るため、同一門は立候補者を2人に絞ることを決定。当初、立候補を表明していた新顔の鳴戸親方(元横綱隆の里)が出馬を断念し、現職の放駒親方(元大関魁傑)、二所ノ関親方(元関脇金剛)の擁立を決めた。関係者の話によると、貴乃花親方も立候補する意思を変えていないという。

まったく前近代的な「一門」の縛りとか「破門」とか…。だいたい二所一門なんて親方は28人。うち六人破門してどうなるのか。二所一門では半数の親方が旧花籠部屋系である。破門した側というのは非花籠系では二所ノ関のほら吹き金剛、元自衛隊玉ノ富士片男波琴ノ若佐渡ケ嶽、琴風の尾車、青葉城の不知火、花籠系では若嶋津の松ケ根、三杉礒の峰崎、大乃国芝田山といったあたりか。ここはあんまり古い人はいないんだよね。

                                                                                        • -

こないだ日経で猫塾の取材を受けた時に「もう大学へ戻るつもりはないと」と言うから、そんなことないですよ、入れてくれるなら喜んで行きますよ、と言ったらなんか不満そうだった。掲載紙を送ってこなかったのはそのせいか。ほかにも、「筆一本でやっていく決意を」とか言う人がいるのだが、なんでそう、私が決断したみたいな話にしたがるのだろう。そうじゃなくて、不当に追い出されて迫害されてるの。
 中沢新一が『虹の理論』の講談社文芸文庫の自作年譜で、東大駒場事件に触れて「これでアカデミズムから逃走することができた」なんて書いていたが、ならなんで大学教授やってるんだよ中沢。解説を書いているのが島田雅彦と中沢の部下・安藤礼二で、二人とも大学の先生でやんの。