こういうことがある。フェミニストAが「専業主婦はいかん」と言う。フェミニストBがそれとは違うことを言う。「矛盾しているではないか」と言うと、「フェミニズムにもいろいろある」と言われる。だがBがAを批判することはない。これを分業ダブルスタンダードと名づける。
 禁煙ファシズムについても同じことが起こる。「なぜ酒はいいんだ」と言えば、「タバコは煙が他人に迷惑をかける」と言う連中(Aとする)がいる。いや酒だって十分他人に迷惑をかけるのだが、その一方で「健康のために増税して値上げする」と言う連中(Bとする)がいる。一般的にこのBは、Aとは違うということを装うのだが、今回の増税に関しては、あんまりはっきりしているから「なぜ酒はいいんだ」ということはBに対して言える。酒飲みの垣添忠生に対しては、ちゃんとそれを言っておくべきである。
http://www.okubo-hp.com/topics(kakizoe).htm

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川本三郎が亡妻のことを書いたのを読もうと『yom yom』を立ち読み。夫人が亡くなる数か月前に、近所の図書館で疲れ切った顔をした川本氏を見かけたこともあり、ああ、川本さんって、いい人なんだなと思った。
 丸谷才一が、私小説嫌いの弁を書いていた。もうこれは、嫌いなものは嫌い、で仕方がないが、丸谷はそこで、自作の短編「樹影譚」について書いている。80年代の、川端康成賞受賞作である。丸谷お得意の出生の秘密もので、推理小説仕立て、最後にちゃんと落ちがある。
 しかし、もし新人がこの作品を提出したらどうなるかといえば、その当時でも今でも、「うまいけれど通俗」と言われるだろう。芥川賞はとれないだろう。だから「樹影譚」をたたき台にして、純文学とは何かを議論すればいいのだ。

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宇沢美子って富島美子のことだったのか。結婚して公的活動における姓まで変えてしまうフェミニスト、笑止。名大の谷本千雅子も結婚して松下千雅子になった。そういう連中がいるからフェミニストは信用されないのだよ。

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こないだ斎藤美奈子にちょっとからんだが、今のところ斎藤は最も正直な文藝評論家である、という認識に変わりはない。

http://maromaro.com/press/

「新潮社タイプです!

 新潮社は、長い歴史と伝統を誇る文芸版社で、特に文庫に関しては質・量共に他社を凌ぐ存在であり、三島由紀夫賞などの様々な文学賞を主催するほか、「週刊新潮」や「FOCUS」(すでに休刊)での過激な論調でも知られています。

 あなたは質実剛健で着実に物事をこなすタイプの人柄です。教養があり、深い知性に裏打ちされた論理性は誰からも一目置かれます。しかし、かなり頑固な面があり、新しいものには拒否反応を示しがち。それでいて、伝統あるものやすでに定評のあるものに弱い、権威主義的な面があります。教養と知性を活かして、表面的ではない、物事の本質を見極めることが重要です。

 また、意外とケンカっ早い短気な一面もあり、自分と相容れない価値観の持ち主と会うと、途端に舌鋒が鋭くなったり、煽情的な発言が増えたりします。そして、一旦キレると簡単に頭に血が上り、前後の見境無く暴れだしがちなので、注意して下さい。

代表的な刊行物:新潮、週刊新潮nicola新潮文庫、新潮選書」

「意外と」が余計だ。