先日駒場の駅で、「文系の大学院生をヘッドハンティングしたいと考えている企業がたくさんあることをご存知ですか」という大きな看板を見た。
http://www.d-f-s.biz/graduates/index.html
本当だろうか。そうだとしても、まだ24,5歳の子たちのことであって、28歳の博士課程の学生のことではないだろう。
さて、ゾラの『居酒屋』を読了。前半の、乱痴気騒ぎの場面がひどく長くて、『金瓶梅』の食事シーンのように感じたが、最後の方は圧巻だった。しかし、父親に虐待されて死んでしまう女の子の話、かわいそう過ぎる。時津風部屋よりひどい。
かくして古典制覇への第一歩である。あと残っているのは、ゴーゴリ『死せる魂』で、ほかに『三銃士』と『荒野のおおかみ』を読み中だが、『三銃士』はつまらん。妙にホモソーシャルで、好みではない。
中央大は20日、女子卒業生に在学中からセクハラ行為を続けたとして、商学部の男性専任講師(30)を9月28日付で懲戒解雇したと発表した。
同大によると、講師は授業を受けていた学生に、2005年秋から卒業後の07年春にかけ、研究室や学外で、複数回にわたり性的関係を持ち、学生の知人が4月、同大のセクハラ防止に関する委員会に訴えた。
同大は今年3月にも男性教授が女子学生にセクハラ行為を繰り返していたとして諭旨解雇処分にしている。
「知人が訴えた」というところが怪しい。複数回性的関係を持って、それが合意の上でなければ、強姦で警察へ行くべきものである。このケースはだいたい、最初は合意の上だったが、講師が結婚してくれないとか、卒業した女子がもううまみがないから交際継続を断ったらつきまとったかのどちらかだが、知人が訴えたというところが、環境型セクハラ認定の可能性もある。発表時にはすっかりデータから抹消されているが、ReaDのデータまでは消せなかったようだな。堀川裕司よ、東京地裁へ行って徹底抗戦せよ。