2021-07-26から1日間の記事一覧

「次郎物語」の結末

「次郎物語」は、近代の古典的小説の中でも特異な位置を占めている。作者・下村湖人は文壇の人ではないし、教師をしていて50過ぎてから「次郎物語」を書き始めている。私も若いころ、偕成社の児童向け日本文学で第一巻を読んだきりになっていたが、これは最…