2020-10-14から1日間の記事一覧

際もの小説の今昔

久米正雄は、関東大震災のあと、「震災小説」を書こうとして、途中でやめにしたのを「際物」と題して『随筆』の創刊号に載せている。まあここで大地震が起きてそれから事件になる、といったところだ、という終わり方で、筒井康隆が「稲荷の紋三郎」でやった…