2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

http://blog.goo.ne.jp/osmorimoto_1942/e/c2deef052ed42cfc23f8cd9899ecb1d6 事実関係を申しますとこの「吉野光彦」は2003年に発表した際の筆名で、今はもうどうでもええやになって実名で語っている。 なぜ家族が広島にいて当人が姫路へ単身赴任しているか…

実はちょっと恥ずかしいので今まで書かなかったのだが、私が『未来少年コナン』を最初の放送の時に観なかったのは、「グラフNHK」で紹介されていたキャラクター一覧を見て、「いじめっ子キャラ」だと思ったからだったのである。現実世界でいじめに遭って…

福田恆存が「独断的な、余りに独断的な」(1974-75『新潮』連載)で、1968年にトロント大学に招かれて講義をした時のことを書いている。五回ほど講義をして、どうも学生の反応が悪かった。主任教授は、「私は自然主義はもちろん、漱石も鴎外も認めてはいない…

『國文學 解釈と教材の研究』の1978年3月号は「日本のおんな」特集で、これに松田修の「遊女百科」という文章が載っている。古代から近世までが松田の担当で、近代は前田愛である。松田修独特の、曲がりくねってかっこうをつけた文章で、古典文藝に出てくる…

小部春美さんのこと

広島税務局長となった小部春美さんは、東大で私の一つ上である。最初の入試の時、教室の左側の一番前の席に座っていた。私は二番目の右端で、私の前に群馬から来た、柔道をやっていて、私と同じく一浪して、入学後は相撲部に属した小堀という、いかにもそう…

片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』が売れていたころ、中学時代の友人と電話で話していたら、この小説の話になり、「どうして誰も言わないの、エリスンの作品の題名のパクリだって」と言うから、それはさんざん言われている、と言ったことがある。 世間…

上田健吾とは誰ぞ

これは「たぞ」と読んでください。 『ウルトラマンがいた時代』が出た時に、間違いが多いという騒ぎになったが、これを「ロケットニュース24」がとりあげて、「著名評論家の特撮本に間違いだらけでファン激怒、著者も応戦、しれっとして訂正」という見出しが…

松浦理英子ファンへの言い訳

私が松浦理英子の『奇貨』にアマゾンで一点をつけたので、「モデルにされた恨みだ」と思ったり、松浦ファンで怒っている人もいるかもしれないのだが、私は松浦の小説に描かれる人間関係というのが、レズとかそういうことを離れて、かなり自分が生きている世…

何でも比較はできる。

http://d.hatena.ne.jp/genkaiblog/20130719/p1 「この論文は、ある意味で一番ショッキングかもしれない。なぜなら、円城塔と石原慎太郎という、接点などほとんどないように思える作家をとりあげ「交点」をさぐるのだから。そんなものあるのか? いぶかしく…

菊池綾子のことその他

http://okinawabon.exblog.jp/20626455/ しかし、校閲者は匿名だから、「最近の校閲は」と書くしかないではないか。 http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100904 これはもちろん、校閲の鉛筆書きを消さずに渡した編集者が悪い。だが、その鉛筆書きを見てし…

良家の出のリベラル

映画「愛と青春の旅だち」に、シーガーという唯一の女子士官候補生が出てくるのだが、父親が海軍中将だかの名家のお嬢さんで、そのくせ身体能力が劣っている。最後は、主人公のザックが、自分の順位を放棄してこのシーガーを助けることで、ザックが「成長」…

http://1000ya.isis.ne.jp/1297.html 「もともとこの人は『趣味は読書。』(ちくま文庫)という著書があるほどの“読み屋”のプロで」 読んだのだろうから間違いではないのだろうが、「趣味は読書。」というのは、必ずしも斎藤の趣味が読書だということではな…

笑わせるぜ中島岳志

東京新聞の一面に、中島岳志が自著での橋下徹の批判の削除を求められ、拒否したという記事が、かなりでかく出ていた。削除を求めたのはNTT出版で、新潮社から出した『リベラル保守宣言』だという。 思わず私は苦笑せざるをえなかった。というのは、私はエ…

映画監督の学歴

齋藤慎爾の、巨匠と言われる映画監督のほとんどが小中学校卒であるという暴言を受けて、調べてみた。まあ、東大卒とかチンケな監督ばかりじゃないか、と言う人はいるだろうが。牛原虚彦(1897-1985) 東大 島津保次郎(1897‐1945) 溝口健二(1898-1956) 内…

http://1000ya.isis.ne.jp/1377.html 「C・G・ルイス」は「C・S・ルイス」。どうも英文学が弱いようだ。 http://1000ya.isis.ne.jp/1321.html 「川端康成(53夜)が高齢になりながらも若い女と心中してしまったことを思い出した。」 な、何かの比喩な…

http://akihitosuzuki.blog.fc2.com/blog-entry-2604.html ここに「原住民」とあるのは、原住民を先住民と言い換える知識が鈴木氏にないからではなく、また原住民で何が悪いという信念があるからでもなく、台湾では正式に「原住民」と言うからである。

麻生発言について

麻生太郎の発言について、 http://www.youtube.com/watch?v=yaCC3GlP9nw ここで全文が読み上げられており、 http://www.youtube.com/watch?v=SrnQREcDNJM こちらで途中からの音声がある。 前者では、麻生はナチスを反面教師としろと言ったのだと解説されてい…

黒川創の反論に納得せず

『暗殺者たち』で三島賞候補になって落とされた黒川創が、『新潮』七月号の選評を見て、「基本的な事実認識の誤りが複数あり」ということで八月号に「三島賞「選評」について思うこと」という三ページの文章を載せている。私はこれを読んで、怪訝の念に堪え…

http://1000ya.isis.ne.jp/1420.html なんか昔に比べても劣化しているようで、「ジャパン・プロブレム」とか「リベラルアーツ」とか、適切なのかどうか疑わしい西洋語が多い。 で、「元治1年」とか書くのは昔からで、これは何か考えがあるのだろうとして、義…

https://www.ehime-u.ac.jp/information/about/publicity/newsletter/detail.html?new_rec=7835 仲介いただいた辻村先生から,ゆくゆくは博士課程の設置ということになるだろうから,博士の学位を早急に取得するようにとの厳命をうけました。私ども哲学徒に…

http://1000ya.isis.ne.jp/1441.html 「しばしばそのネステッドな迷宮性にくらくらと戸惑うこともある。」「ネステッド」というのが意味が分からない。どうやら「ネステッドループ」というのがあって、それをイメージしているらしいのだが、これは「ネステッ…