2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

序二段百八枚目・大魔王

千秋楽だが、序二段百八枚目・大魔王(芝田山部屋)は四勝三敗の勝ち越しである。大乃国〜、しこ名まじめにつけろよ〜。内館さんから「しこ名が乱れきっている」って言われてるだろ〜。それと阿武松親方〜、「阿夢露(あむうる)」ってしこ名、何とかしろよ…

ポープとローマ法王

人に聞いた話だが、ある翻訳で「ポープ訳のオディッセイ」というのを「ローマ法王訳」としていたものがあるという。 ところが坪内逍遥も、リチャードソンの『パメラ』をローマ法王が絶賛して、聖書二十巻に勝るとした、と書いている(「稗史家略伝並びに批評…

メルマガだけの人生

横田由美子という人が最近続けて本を出している。『新潮45』に載った植草一秀に関するレポートも納得。 ところで私はこの人には二度くらい会っている。最初は確か取材で、その後メールのやりとりがあって、なぜかパーティーに誘われた。 どこだか忘れたが、…

・・・とバッサリ・教鞭をとる

最近、どうも気になるのが「・・・とバッサリ」である。誰かを批判したのをそう言うのだが、言われたほうが反論するかもしれない場合にまで「バッサリ」は変である。 あと「教鞭をとる」って、安易に使わないでほしいのである。鞭なんか使わないんだから。鞭…

流行?

http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20080116 mailinglistくんとは意見が一致しないようだ。 そのいじめられた経験で損なわれた自尊心や、脅かされた恐怖というものは、物理的には存在しないのだということだ。物理的に存在しないものを根拠にして他人に敵対…

田沼意次論争

いま『週刊ポスト』の「逆説の日本史」で井沢元彦が田沼意次を扱っているので、そこにも書いてあったのだろうと思うが、それとは無関係に、大石慎三郎の『田沼意次の時代』(岩波書店、1991、その後現代文庫)を読んで、おかしな本だなあと思った。というの…

服部先生死去

歌舞伎研究の服部幸雄先生が昨年暮れ亡くなっていた。私は東大文学部で講師で来ていた服部先生の授業に出ていた。いつも笑顔を絶やさない先生で、池田満寿夫がテレビで、写楽の正体は中村此蔵だ、というのを放送したあとの授業で、相変わらず笑顔のまま、「…

丸山鉄幹?

こないだテレビに出た時、藤原帰一先生が、「丸山眞男ってのは父親は丸山鉄幹っていう・・・」と言っていて、「鉄幹?」と思ったんだが、父親の幹治と兄の鉄男がごっちゃになったのか、与謝野鉄幹とごっちゃになったのか。 で、それは赤木智弘の話を私が持ち…

モテ本が流行る

こないだ、赤坂真理さんから『もてたい理由』を送っていただきました。赤坂さん、小説書かなくなったことの方が懸念される。書いても載せてもらえないのかなー私みたいに、って一緒にしちゃ失礼ですね。そういえば新風舎も倒産したみたいだし、自費出版なら…

マスコミの輿論操作

マスコミが輿論操作をしているなどというのは、もう当たり前のことだが、それならそれで、それに踊らされないように用心が必要である。で、私が胡散臭く思っているのは、不二家、赤福もちである。だいたい、死んだ人はおろか、食中毒を起こした人すらいない…

毎日新聞の連載コラムで芹沢一也が書いていたので知ったのだが、禁煙ファシスト川端裕人は、「過剰防犯社会」を憂えているらしい。 http://minnanopta.seesaa.net/article/71134194.html 驚いたね。川端が憂えていることは、そのまま禁煙ファシズムに当ては…

ブログ小説家

中原昌也という作家は、文藝雑誌の一月号全てに小説を発表した。それどころか、『en-taxi』にも載せていた。それで読んでみたら、編集者から書け書けと言われて、嫌々小説を書いている、と何度も書いてあった。昔から「嫌々書いている」と言う人らしいから、…