神田山裕の思い出

 伯山TVを毎日観ていて、神田山裕のことを思い出した。私が中学校一年生の1975年、同級生の川田のお母さんでのち川田工業社長夫人になる人が、毎夏海外からホームステイする大人が来ていて、その夏来ていたアメリカ人男性を案内してはとバスツアーに行くというので誘われて私と母で参加したんだったか、そのツアーの案内人が講談師の神田山裕だったのである。当時まだ19歳じゃなかったかと思うが、私も、ああ、講談師ってこんなことして生計を立てているのかと思った。

 その年の大河ドラマが「元禄太平記」だったんで山裕が三善英史が清水一学役なのをネタにして、「あの人が清水一学ってねえ、キルゾー、キルゾー、みたいな感じがして」と言っているのだがおばちゃんたちは清水一学なんて知らないから受けてなくて、私だけ分かっていたりした。