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「このミステリーがひどい」を読む
2015年11月09日(月)
学生時代から、エラリークイーンやアガサクリステイーさらには松本清張高木彬光など、いわゆる謎解きものの本格的ミステリーファンであり、別冊宝島の「このミステリーがすごい」には古くからなじみがある。また、高村薫の「マークスの山」や天童荒太の「永遠の仔」さらには今年のピエール・ルメナールの「その女アレックス」といった「このミステリーがすごい大賞」受賞作品は早々と手にしてきた。 もっとも、嗜好に偏りがあり、謎解き物が好きで法廷物や警察物も嫌いではないが、怪奇物やSFにはあまり食指が動かない。こんなミステリーファンを逆なでするようなとんでもないタイトルの本が出てきた。
著者は小谷野敦という50過ぎの英文学者であるが、無類のミステリーファンでもあり、小学生時代から探偵ものが好きで、まさしく「渉猟」するように内外作品を片っ端から読み漁ってきたようである。だだ、それらのほぼ9割は落第作品(彼は「バカミス」と表現)で、とくにアガサクリステイーや森村誠一東野圭吾あたりはケチョンケチョンであり、また女性が登場しない作品は純文学含め評点が辛く、大岡昇平の「野火」などは論外と決めつけている。

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英文学者じゃないし、無類のミステリーファンでもないのだが、大丈夫かこの人。
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まあ70歳過ぎじゃしょうがないか・・・。