若乃花(初代)涙の土俵

初代若乃花(のち二子山親方、理事長)は、横綱がかかった1956年九月場所前に、幼い息子がちゃんこの熱湯を浴びて死ぬという悲運に見舞われ、数珠を手に土俵入りして優勝した。
 ところでこの事故について、
http://www.jiji.com/jc/v?p=legend0002
「ひっくり返ったちゃんこ鍋の熱湯を浴びる事故で」
 としているのがあるが、これだと、誰かがちゃんこ鍋をひっくり返したようだ。ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E4%B9%83%E8%8A%B1%E5%B9%B9%E5%A3%AB_(%E5%88%9D%E4%BB%A3)#.E8.AA.95.E7.94.9F.E3.81.8B.E3.82.89.E6.A8.AA.E7.B6.B1.E6.98.87.E9.80.B2.E3.81.BE.E3.81.A7
 には、
「場所前に長男がちゃんこ鍋をひっくり返して火傷で亡くなるという悲運に見舞われる。」
 とある。真相はこうである。弟子が勝雄をあやしていて、勝雄はにこにこしながら後ずさりし、弟子が気づいた時は、煮えたぎったちゃんこ鍋の中へ仰向けに倒れ込んだのである。その時ちゃんこ鍋はひっくり返っただろうが、誰かがひっくり返したのでも、子供がひっくり返したのでもない。