http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0021/KG00210L042.pdf
スウェーデン在住の大木ひさよという人の、ノーベル賞に関する論文である。いささか新発見の事実もある。もっとも、安部公房が生きていたらとっていただろうというのは大江の場合であろうし、ハインリヒ・ベルをヘンリシュ・ボールとか書いているのは謎。
 あと三島が『宴のあと』のために左翼だと思われたという変な説があるが、これで見ると、むしろジャーナリスティックではないかと思われたのだということが分かる。要するに通俗的ということだ。