読売新聞の懸賞小説は川口さんが調べ上げてくれたけれども、
http://pelebo.la.coocan.jp/prizes/novel/ymss.htm
 これに先だって単発で小説公募があった。1946年末締め切りで、47年1月に、川端康成大佛次郎が選考。山本有三も加わるはずだったが目が悪く辞退し、その結果を志賀直哉に送ってみてもらい決まったもので、47年2月2日の紙面で発表されている。
 「北緯卅八度」岩本俊雄
 「芙蓉収容所」田村樹(本名・佐藤富雄
 佳作「墓石」松下豊治
 のちに名をなした人たちではない。その後に、予選通過作品というのが十数点あがっていて、中に「榛葉英治『氷河』」というのがある。おお、のちの直木賞作家榛葉英治
http://naokiaward.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/3933195876-c268.html
 デビュー前にこんなところに。