結城昌治の『夜の終る時』(1962年、推理作家協会賞)を双葉文庫で読んでいたら、「ソープセンター」という奇妙な語が出て来た。そのあと「ソープランド」が出て来たから、さては書き替えたなと、1970年の角川文庫版で見たら「トルコセンター」であった。この言葉も聞いたことはないが当時そう言ったのだろう。だが本文中の記述にもある通り、当時のトルコ風呂は半裸の女が体を洗うだけのところである。自動的書き替えはいかんね。



著書訂正
『評論家入門』44p、
演繹法(インダクション)と帰納法(ディダクション)」とありますがこれは逆です。