『21世紀の落語入門』のアマゾンレビューは、どうも生で今の落語家を聴け至上主義の連中に荒らされているが、だいたいアマゾンレビューは近年気違い度が高くなっている。
 まあそれはそうと、今見つけたやつ。

この本では初代金原亭馬の助を名人に入れていた。録音を聴いて凄くよかったと著者はいう。
著者に書いてほしいのは、どこがすごくて、何に感銘を受けたか、そういう部分なんだよなぁ…

 これ、すごいトリッキーな悪口で、この本では、三木助とか志ん生とか、噺を紹介して事細かに説明した部分が多いのだが、たまさか特に書かなかった馬の助だけとりあげて、こういうことを言う。そして最後の「だよなぁ…」で、善良な一読者を演じるわけだ。そしてまるでこの本全体が、どこがすごくて、何に感銘を受けたか書いていないかのような印象操作をする。知能犯だねえ。いや関心したぜ、卑怯者よ。お前は馬の助を聴いて分からんのか、聴いてないのか、どっちなのだ。 
 いいから死ね