週刊文春』の書評コラムの欄は今週は酒井順子なのだが、その半ばで、「私達日本人は、負けるということに鈍感になっているのではないだろうか」とあって、はあ? と思って、何か特殊な意味かと思って先を読むと、「…などを見ると、今なお勝ちたいという気持ちはあるのかもしれない」(立ち読みなのでうろ覚え)とあって、やはりそういう意味らしい。
 勝ち組とか負け組とかいう言葉が、本来の意味と違う意味で使われるほどに、負けた者の怨念が渦巻いているご時世に、このお方は何を言うとるんじゃろうか。