キチガイ東大教授

 大橋洋一。地獄ってものは残念ながら存在しない。お前は東大辞めろ。
だいたい大橋が学習院から東大助教授になったのは1996年だから、れっきとした国家公務員だ。そんなに国家が憎いなら、今なお準公務員の地位にあることを恥じてとっとと辞任すべきだろう。
(付記)http://d.hatena.ne.jp/rento/20101223
 週刊誌に私が通報したんじゃないぞ。私だったら文部科学省に通報する。

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今野敏山本周五郎賞受賞作『隠蔽捜査2 果断』を読んだ。東大法学部卒の警察官僚で、へまをして大崎署長になっている竜崎という主人公はなかなか面白い。もっとも、治安が悪化している、などと作中で話題になっているが、これは都市伝説で、犯罪は一貫して減っているはずなのだが、登場人物の学歴を隠したがる日本の小説でこういう人物を主人公に据えるあたりが、実にいい。
 しかし、話の筋そのものは、あっけない。もっと早く気づくだろう普通、というもの。それにまして変だと思ったのは、竜崎は45歳で、本書刊行は2007年、携帯電話も出てくるし同時代と見ていいだろう。すると竜崎は私と同年になる。ところがその息子で浪人中のが、東大を目指して、将来はアニメの仕事をしたい、と言いだす。竜崎は、アニメって、ミッキーマウスとかポパイみたいなもんか、と言い、息子は「これを観てくれ」とばかり(原文ママに非ず)DVDを渡す。竜崎は観て感動し、こんな世界があったのかと思うのだが、題名は書いてないものの明らかに『風の谷のナウシカ』なのである。
 ありえな〜い。私と同世代で、『ナウシカ』も知らず、アニメといえばポパイだと思うなんて、ありえない。今野の設定ミスか。まさか、東大法学部卒だとアニメなんか観ない、とでも思っているのではあるまいな。私は東大法学部卒のアニオタも知っている。