『里見とん伝』281p、「寂光」は7月号、「山魅」は8月号でした。失礼。

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日曜日の図書館は、そこで勉強している奴が多い。本来図書館の机は図書館資料を見るべきところである。ごった返している中、狭いところに座ると、目の前に、1.5人分くらいにノート類を広げて勉強している中年男がいた。30代後半から40くらいか。左隣の高校生らしい若者は、申し訳にでもあろうか、図書館資料を一冊持ってきて見ている。私は前の男を見た。すると男が「なんだおい」とからんできた。「ん?」と言うと「なんだよ」と言う。「何か?」と言うと「こっち見るなよ」「見てないが」。男は両目が血走っており、右手の指に包帯を巻いて、サンダルばき、頭髪は乱れている。酔っているのか? と思ったが、あとで考えたら寝てないのではないか。
 「それじゃ、外出よう」と言う。「表へ出ろ」と言ったらそりゃあ喧嘩だ。それこそ脅迫罪だ。私は立って図書館員のところへ行き、「あそこの人が因縁つけるんですが」と言った。「あら」と言って、背の高いあまり頼りになりそうもない男性図書館員と、その男のところへ戻る。「こいつがじろじろ見るから」「見てないけど」「じゃあ、外へ出よう」。図書館員「狭いところですから…」「外へ出よう」「嫌だ。なんでそんな必要があるんだ」、続けて私は「図書館は図書館資料を見るところで勉強する場所じゃない」と言い、図書館員も同じことを言った。男はそこで初めて弱気になり、「いや、資料も…見てますけど」と言いおとなしくなった。
 私は用事が済むと、平静を装って図書館を出、自転車に乗って必死で逃げだしたのは言うまでもない。今度行く時はスタンガンを持っていこう。

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チョムスキーに対する人文系の人たちの反感てのは、進化論に対するそれと何か似てる。「進化見たことない」とか「適者生存はトートロジーだ」とか言うあたり。

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http://kyoukashokaizen.blog114.fc2.com/blog-entry-86.html
長谷川三千子、「命題」を誤用する。