以前、最上英明という香川大学教授の論文を見て論文を書いた。トゥーランドットの原作がゴッツィの戯曲であり、さらにその原典がペルシアの説話集『千一日物語』からだというもので、『なぜ悪人を殺してはいけないのか』に収められている。論文は『比較文学研究』に載せたのだが、単行本にする時だったか、『千一日物語』が「千一夜物語」に訂正されそうになってぎょっとした。
その最上氏の研究が一書にまとまったのを知ったので紹介しておく。
《トゥーランドット》と《妖精》 プッチーニの遺作とワーグナーの処女作
- 作者: 最上英明
- 出版社/メーカー: アルファベータ
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
父白石一郎が八回目で受賞した直木賞を息子がとって、幼いころ父が落選していた姿を見ていたと語る。うーん日本人の好きそうな話だなあ…と思いかけて、いや、西洋人だってシナ人だって好きだろう、と思い直す。私はいつもこうして、芽生えかける「日本人論」を再検討するのだ。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-