女性漫画家のジェンダー

 昨日書いてアップしたつもりでいたら不具合で消えてしまったから適当に書く。女の漫画家が描く絵というのはなぜああも「女」なのであろうか。横山光輝の『魔法使いサリー』とか、手塚の『ふしぎなメルモ』とか石森章太郎とか赤塚不二夫とか、男性漫画家が少女漫画を描くこともある。また女性漫画家でも、高橋留美子などはかなり「男」的な絵を描く人だったが、『ナニワ金融道』とか福本伸行のような絵を女性漫画家が描くことはない。いわゆる「少女マンガ家」が「むくつけき男」を描くと、何だかかわいらしくなってしまう。
 というのが私の、古い少女漫画しか知らぬがゆえの偏見で、今ではそういうジェンダーの壁は越えられている、というなら教えてもらいたい。
 そういえば作家でもそうだし、アニメの女性監督というのはいるのだろうか。「男歌/女歌」というのがあるが、それとは別に「男絵」「女絵」というのもある気がする。