東京外国語大学

 実は私は、昨年、東大から雇い止め通告を受けたあと、いくらか錯乱状態になって、最近は見ていなかった公募情報を見たら、東京外国語大学で、日本近代文化史の教授、准教授を公募していたので、出した。四年ぶりくらいの公募応募であろうか。
 まあ当然落とされたわけだが、金富子という人が今年から教授になっている。この人がその公募の人事かどうかは分からないのだが、確か7,8年前やはり外大の公募「比較文学」に出した時は李孝徳が採用されたのだよなあ。外大ってそういう大学か、と何やら納得したのであった。

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大澤真幸先生は何ごともなかったかのように『群像』連載を続け、東浩紀君は『文學界』で、自分は拗ねて、サボっていました、ごめんなさいと反省しているが、今後の予定を見ても、何ひとつ反省していないように見える。まずデリダなんてインチキ学者を本気で論じたことから反省すべきではないかね。

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石上玄一郎が死んだ。これも「まだ生きていたのか」の口だな。しかし文壇最高齢は、今年百歳のまどみちお先生である。いや、それとも102歳の吉行あぐりさんだろうか。
 恐ろしいくらい「70代」は死なない。あいつら化け物だ。

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http://news.nifty.com/cs/topics/detail/091008194012/1.htm
しつこいぞ読売、なんだこの見出しは。「禁煙条例に怒り」とするのが普通だろう。それにしても、「男子の本懐」と言った浜口雄幸と、たかがメールくらいで「怖かった」と言う松沢。政治家になる以上、いつだってそのくらいの覚悟は当然だろう。庶民の怒りを知れ。

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ノーベル文学賞はドイツのヘルタ・ミュラー(1953− )。そんな人知らないが、イェリネクが三年前で、十年前にグラスなんだから、ドイツ語文学多すぎだろう。
 調べたら一つだけ『狙われたキツネ』(三修社)って翻訳があって、訳者は早大准教授の山本浩司(1965- )という、『童貞放浪記』の主演俳優と同名の人で、きっと今ごろ新聞社から取材が来ているだろうが当人は知ってか知らずか呑気なブログを書いている。
http://www.f.waseda.jp/hiroyam/