お説ごもっともではあるが

http://news.livedoor.com/article/detail/4140948/

 非常勤講師の悲惨が語られていて、言うこといちいちごもっともとは思うが、大学院を作りすぎという問題が抜けている。
 それと、首都圏非常勤講師組合というのは、明らかに政治団体化していて、護憲とかイラク戦争反対とか、そういう主張がくっついているのはいかがなものか。私も入ろうかと思ったが、それでやめにしたのだ。組合は雇用問題にのみ専心すべきであって、それ以外の政治的主張をするべきではない。

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単著数が亀井俊介先生を抜いたと思ったら、今月また新著を出されるようで、デッドヒートが続いている。
 エドウィン・マクレランが死んだ。私はこの人が訳した『暗夜行路』を読んだことがある。藝者たちがわいわい騒いでいる中で、時任謙作が目薬をさす場面で爆笑した。これは原文では何とも思わなかった。しかし日本人が日本文学を英訳で読むというのは、どうもおかしなものだと思う。