『インパクション』という雑誌には恨みがあるが、
http://gskim.blog102.fc2.com/
 佐藤優(現象)批判を載せたから少し見直したが、この人、佐藤の天皇崇拝ぶりについてはどうでもいいみたいだ。(『インパクション』はその後日和った。やっぱりダメなバカ左翼雑誌か)
 と思っていたらこんなことになっている。
http://watashinim.exblog.jp/7176381/
 あのね佐藤さん、私はブログでも『ランティエ』でもあなたをばんばん批判しているの。なんか言いなさいよ。腰の弱い相手(編集者とか)だと突っかかり、そうでないと黙殺を決め込む態度、もうやめませんか。

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それはまあどうでもいいので、実は中原昌也が分からなくて悩んでいる。というのは、以前ここで、中原昌也の小説を貶した。中原にはファンが多いらしいので、お前は小説が分かっていない、の類の轟々たる非難を予期したのだが、なんかこの周辺では、ほとんど、というか、全然なかった。
 それで少し調べてみたが、中原については、「めちゃくちゃだが・・・いい」みたいな評言が多くて、褒めているんだか何だか分からないものが多い。唯一、仲俣暁生が、私らくらいの世代では中原には共感できないのだ、と書いていたのだが、それにしては「轟々たる非難」が起きなかったのはなぜなのか。編集者からはすごく好かれていることが分かるが、ということは編集者たちはみな若いのか。豊崎さんは褒めているが、それだと仲俣の世代論と齟齬するし、なんか分からん。
 いったい誰が中原昌也を褒めているのか。
 もしかすると、言論界で権力を握っているのは、編集者とか出版社でしかないのかもしれん(今さら何をと言われそうだが)。