大橋洋一の偽善

http://d.hatena.ne.jp/rento/20070726

その日暮しで何の夢も希望もなく家族もいない三十歳台の男性が、今後、満足のゆくかたちの職業と住居を手にいれることを、私は祈るしかないが、

この「三十歳台の男性」は、英文ならtheがつく、具体的な人を指しているのだが、東大の定年が五年も引き上げられたために、ポゥストの空きが遅くなって若い研究者がどれだけ苦労してると思ってるんだ。そういう、ネットカフェにいるような「遠い」やつには同情できても、足元にいる職のない博士号取得者とかには無関心というのは、社会運動家みたいな連中によくあるパターンだ。
 本気でそんなことを「祈る」なら、東大教授も英文学会会長も辞任して、後進に道を譲ったらどうかね。
 学生に「死ねば良かったのに」と書くように言っても、学部学生には実感はないだろう。院生にそう言ってみたら、みな書きたがるだろうし、英文学会の会員や同僚は、みな「死ねば良かったのに」と思っていると思う。しかしなんで会長になったのかなあ。いじめで学級委員にするみたいなものか? 私は数年前に退会したし、知らない。