2020-05-11から1日間の記事一覧

島崎藤村の「鈍感」

ノースロップ・フライは『批評の解剖』の序文で、最近はミルトンの株は下がっているようだ、といったことは学問的批評ではないと述べている。とはいえフライも、聖書やシェイクスピアを自分が率先して論じることにはいくらかの矛盾は感じていただろう。 この…