初夏のこと、妻が「枡野書店」で、谷崎潤一郎読み放題企画の店主というのをやっていた。私は夕方ごろ、自転車で出かけたのだが、いくらか怪しい雲ゆきが、ぱらぱらっと驟雨になり、しかも上り坂で、私はほうほうのていで、道に迷いながら枡野書店へたどりつ…
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