2013-08-29から1日間の記事一覧

福田恆存が「独断的な、余りに独断的な」(1974-75『新潮』連載)で、1968年にトロント大学に招かれて講義をした時のことを書いている。五回ほど講義をして、どうも学生の反応が悪かった。主任教授は、「私は自然主義はもちろん、漱石も鴎外も認めてはいない…