2012-08-31から1日間の記事一覧

水谷昭夫の『山本周五郎の生涯』(人文書院、1984)を見ていたら、横光利一が純粋小説論を唱えた時、「所詮はむつかしく書かれた通俗小説にすぎないではないかと」久米正雄が「くってかかった」と書いてあった。久米にとって「純文学とは、ただむつかしい小…